映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を観た

レオ様狂った役がうまいなぁ.

ゴミのような株券を貧困層に売りつけ巨万の富を築き,女・酒・麻薬とやりたい放題する男の話. よくあるような話だが大きく違うのはそのスケール感. 証券会社を立ち上げて,同じように成り上がりたい若者を使ってゴミ証券を売りつける. 会社では就業時間に日常的にセックスしてるし,売春婦を呼んでどんちゃん騒ぎもする. スイスに預けた裏金の為に嵐の中クルーザーを飛ばし,その挙句遭難. しかも遭難中,浸水している危険な船の中をドラッグを探しにいったりするほどのヤク中.

この話がほぼ実話という事を後から知って更に驚いた.

最後のシーンがとても印象的だった.

出所後足を洗って投資セミナーを開く. 公演中,いかにも投資の才能がなさそうな参加者にペンを渡し, 「このペンを俺に売ってみろ」と言う. この言葉は証券会社を立ち上げる時,創業メンバーの実力を確かめる為に使った問いだった. その時は次の用に即答した.

  • 「名前を書いてみろ」
  • (ペンを渡して書くものがないので書けない)
  • 「需要と供給だ」と言ってペンを渡す

同じ質問をセミナー参加者にすると,皆揃ってこのペンがいかに素晴らしいか,あなたに取って価値のあるものかを力説する.

この対比は強烈だった. 悪者はするどい牙を持って弱者を襲う. それに対して殆どの人は全くの無防備だ. 例え悪者でなくても,自分自身を守るために牙を持たなくてはいけない.

ところで似たようなゴミ証券を売りつけて金儲けをする映画に「マネー・ゲーム 株価大暴落」がある. 似たような話だが,僕はこちらのほうが好み. 検索すると評価はあまり良くないようだが.

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