勝負論 ウメハラの流儀

前回に出版された勝ち続ける意志力の続編.今回も前回と同じ777円.前回ではジャスティン・ウォンとの対戦や,アレックスとの対戦など具体的な話が豊富だったが,今回はより抽象的な話をしている.驚いたのが前回に比べ文章力が格段に上がっていること,前回は処女作ということも合ってやや文章がぎこちないというか,頭のなかにすっと入ってくる感じではなかったが,今回はスラスラ読めてしかも説得力もある.

言葉の端々からウメハラらしさがにじみ出てくる.本文中に繰り返し説明されるがウメハラは自信のことを要領の良くない人間だと自己分析時している.だからこそ,人一倍努力しているのだと.人一倍困難な道を歩んだからこそ,人には出来ないプレイが出来るのだと.このことは大きなことを示唆している.要領が良くなくても,問題に向き合い,それを1つずつ分析し解決していけば人は成長できるということだ.

実はこれ,多くの人が知っている潜在的に理解できることだと思う.ただ自身が出来ているかと問われると多くの方ができていないと答えるだろう.それだけ地道に努力し続けるためには大きな意志力が必要だからだ.おそらく自分がやっている行動が結果につながっているという実感が少ないのがモチベーションの維持を困難にしているのだろう.大事なことは冷静に分析し,少しでも成長していることを実感しながら進んでいくことだ.


そういえば,勝負論も勝ち続ける意志力もKindle版が発売されていた.勝ち続ける意志力はkinoppyでも販売されている.電子版のほうが僕は好きなんだけれど出版時期がずれていたり,存在に気づけなかったりするのでどうにかならないだろうか.

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)